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□ 昭和6年にオランダシシガシラに三色出目金(現キャリコ出目金)を掛け合わし作出された品種。その後、関東型(長手&浅葱色中心)と弥富型(丸手&赤色中心)と系統が分かれていきます。一般的に流通する個体の多くは弥富型であるものの、熱心な愛好家が求める東錦は愛好会が多く存在する関東型東錦と言えます。
□ オランダ同様、尾型に関しては長手の方がカッコイイです。カラーに関しても金魚で浅葱色を出すのは難易度が高く、関東型の青色を中心とした個体のがカッコイイかもしれません。しかし、そこは趣味の世界、派手さを求めるなら弥富型をオススメします。例えば淡い色合いの浅葱が入った金魚ってモザイク鱗っていうより透明鱗と言った方が近いような気がしませんか?絣タイプの金魚ってグアニンの入ったキラキラ鱗が入ってないのが殆んどです。弥富型は赤・黒を中心とした色合いと言うだけでなく、キラキラを多く含んでいる、とも言えそうです。あと、弥富と関東で分かれたのは水の成分に起因するところが大きいかも。浅葱色を出すのには関東の水の方が適していると思います。先日、テレビで全国で一番軟水な都道府県は愛知県(弥富市が存在する県)と報道されておりました。一番上の個体は全国的に有名な埼玉の鈴木養魚場産の東錦、三番目の個体は観賞魚フェア2007、2008と農林水産大臣賞を連覇した凄い金魚です。六番目は日本一2010のもの。うん、良さがちゃんと出た画像で満足してます。ホーローの洗面器が似合うんだよなー。金魚伝承・第三号の表紙の東錦を思い出させてくれる個体でした。ハヤトがたまたた気に入って撮った個体で、「東錦の部」の優勝魚ではないのですが、「LOVE FISHフェア 2010」 のキャリコの部の優勝魚というのを後から知りました。完成度高いキャリコ柄ですもんね。東錦とオランダシシガシラの愛好家であります大東東錦さんの持ち魚です。
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