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□ 穂竜のカラーバリエーションの1つとして人気が高い品種。穂竜愛好会では黒青竜と同じく「変わり竜之部」に属します。五花は中国金魚で雑色を意味するので色の内訳は存在しないと思われます。
□ 一枚目の画像の五花竜は2011年の金魚日本一大会・「その他の部」で優勝した個体。その他の部の審査基準には品種の「稀少価値」だけでなく、「金魚としての質」も考慮されます。画像の個体は総合力で他を圧倒しておりました。作出は穂竜愛好家としても有名な内匠氏。驚くことになんとこの個体、「穂竜」×「四国オランダ」とのことです。えっ?ではこの浅葱の部分は何?って思いますよね。四国オランダの元親が鈴木東と聞いて納得です。言われてみれば、この尾ってそれらしいですね。三枚目の個体は2014年の日本一に出品された羽衣竜。やはり穂竜系はその他の部で強いです。
中国ではキャリコタイプの色彩を五花と言いますから、キャリコという表現でも間違いではありません。しかし、この品種に関しては一般的に使われているキャリコ柄とはちょっと趣が違います。青・黒・クリーム色・柿色と言った感じ。五色竜と五花竜を別けた理由はそこで、五花竜の持つ色彩は榊金魚の特徴と言えそうです。
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