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□ 高頭出目パールの形態の中では一番市場に出回ってきた品種。活字で表現すると黒いゴツゴツした鱗と、発達する肉瘤と出目と言うことになるが、顔が愛くるしいので人気の品種の一つにあげられる。
□ この品種の全盛期、正確に言えば需要が一番あった時期は穂竜が市場に出回る前ではなかろうか?穂竜を購入することはおろか、品評会まで足を運ばなければ生体を観ることが不可能だった時代です。2002年発行の金魚伝承第3号のP73の画像を見て萌えた愛好家は多いと思う。長年の間、そんな愛好家を穂竜の代わりに癒してくれた品種、それが黒竜です。漆黒という穂竜にない魅力もありますので、今後また人気が上がると思いますが、しばらくは穂竜の勢いに圧されそうな感じ。上の画像は僕が日本一に出品した個体です。な、なんと、入賞にかすりもせず。でも、ネットで「あの黒竜良かったよね。」なんて書き込みを見て一人涙してました。ウソです。でもかなり嬉しかったのは事実。二番目の画像はゲンゴさんの持ち魚。20センチオーバーのビッグサイズです。2000年から2010年で黒竜も少し変わったような気がします。流通ベースでの見解ですが、徐々にデリケートな感じになってきて厳つい感じの個体が減っているような気がします。草食系と言えば分りやすい?そんな中で、20センチを超える巨体ですから、品評会に出されたら目を惹く筈。最後の画像は穂竜ですが、殆んど黒竜と言っても良いかもしれません。現在の穂竜には黒竜の血も入っておりますから当然、このような個体も出ます。
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