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□ 肉瘤付きの珍珠鱗で近年安定的に中国から輸入されております。流通量が多くなったためか、中国金魚の中ではお手ごろ価格で人気も高い。国産の浜錦と比べて体形、肉瘤、パール鱗、などでバランスの整ったものが高頭パールのが多い。
□ ちょっとマニアック(初心者にとっては)な話になってしまいますが鱗の形態としてパール鱗というのがあります。高頭パールも勿論、パール鱗の代表選手です。パール鱗というのは更に、二つの形態に分化できます。普通鱗性パール鱗と透明鱗性パール鱗です。つまり、パール鱗はランチュウのような普通鱗にのるパール鱗もあれば、桜錦のような透明鱗にのるパール鱗もあるわけです。とは言ってもパール鱗だと普通鱗性と透明鱗性の区別が付かないという方もいるかもしれません。慣れてくるとすぐに分かるのですが、桜錦のような透明鱗の金魚の特徴がパール鱗の金魚にも出てます。それは尾に赤色が入らないという点です。ほら、桜錦とか「桜ほにゃらら」と言われる金魚って全て尾に色が入ってないと思いませんか?あれです。で、高頭パールはどちらのタイプのパール鱗かと言うと・・・普通鱗性、透明鱗性どちらも正解です。ただし!基本的に市場に流通する高頭パールは透明鱗性パール鱗となります。画像の個体の尾の色を見れば一目瞭然です。何故、それを取り上げたかと申しますと、高頭パールが浜錦として売られることが多いからです。浜錦は普通鱗性のパール鱗です。もし、画像のような高頭パールが浜錦と表記されていたらお店の方に教えてあげてください。特に熱帯魚などと一緒に金魚を扱っている店などはお店の方が知らない可能性が多分にあるからです。浜錦はどういう金魚かは浜錦のページを参照ください。一番上の金魚は金魚友達のもりっちさんの金魚です。なんか金魚の飼育書に載ってそうなくらい綺麗に撮れてます。二つの瘤がバランスよくて可愛いです。二枚目はゲンゴさんに頂いた画像です。瘤の大きさと体の大きいさが、ほぼ、 「 1 : 1 」 かも。親指と人差し指で挟みたくなりますよね?一番下の画像は普通鱗性パール鱗の高頭パールです。尾に色が入っているので普通鱗性というのがすぐ分かると思います。虎タイプのものおれば、全身オレンジ色をしたものもおります。このオレンジ色をした普通鱗性パール鱗の個体は浜錦と区別が付き難いですが、一般的にはあまり流通してません。
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