オランダ花房・日本花房

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オランダ花房、日本花房、伊勢花房

 ハナフサと呼ばれる品種は一般には背ビレ無しのランチュウ型を指します。それに対し背ビレ有りものはオランダ花房、又は日本花房と呼びます。背ビレ有りのハナフサは中国でも昔から存在しておりましたが、明治時代に伊勢地方で鼻孔褶が発達したオランダシシガシラ (伊勢花房) が広く飼育されていたことから背ビレ有りのハナフサを日本花房と呼ぶようになりました。現在はオランダ花房と呼ぶのが一般的です。

 画像の個体は弥富の春祭りに出展されていた個体です。この春祭り品評会はアマチュアは出展することはなく、生産者(養魚場主)に限定されているので、弥富で量産されている可能性は高い。肉瘤があまり発達しないのも特徴とされているけど、鼻孔褶を際立たせるのに瘤がないのが丁度良い感じがします。

□ 金魚サーチ