江戸錦

江戸錦
50
江戸錦

江戸錦、エドニシキ

 二代目秋山吉五郎氏により、ランチュウ × 東錦 の交雑で作られました。東京で作られたことから江戸錦と命名されたようです。作出されてから何十年も経過している割にはランチュウ体形と言える個体はなかなか見られません。

 二歳以上で出回っている個体の殆んどは中国産だと思います。中国産の個体は国産と比べると背なりも良いですし、肉瘤も出ております。それでも品評会となると話は別で、国産のがキャリコ柄のランチュウと言えるレベルが多く出品されております。江戸錦ファンの方は感動できると思うので品評会に足を運ばれることをオススメします!
 一番上の画像は深見養魚場さんの江戸錦。深見さんらしい濃淡のハッキリした個体です。お話を聞くと江戸錦でも平気でランチュウと戻し交配させるようです。二枚目は日本一大会の個体です。オレンジ色の虎っぽい個体は09年の観賞魚フェアで見た川原氏の江戸錦。川原江戸って感じのブルー中心の江戸錦とは全然雰囲気違います。この柿色も意外と嫌いじゃないです。
 長年かけても優良個体が量産できない品種です。この品種にかぎったことではなく、キャリコタイプ品種そのものが改良の難しい形態だと思います。

□ 金魚サーチ