秋錦

秋錦
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秋錦

 ランチュウ × オランダシシガシラ の交配により作られました。秋山吉五郎氏による作出であった為、「秋」の文字をとって秋錦とつけられたようです。新品種として現れたのは1900年と言うことですから、今から100年以上昔の話になります。その後、何度か絶滅したようですが、現在は弥富の深見氏により維持されております。

 一番目の個体も深見産として売られていたものです。この品種の生産者が少ないってのは他の品種と比べて利益率が低いのかな?そんな高価な品種ではありません。例えば似たような形態でも津軽錦のが高価だし。ランチュウ × ジャンボオランダ でジャンボ秋錦(ジャンボランチュウでも良いけど)とか作ったら高価なな品種になり得るのにな。あと、背ビレ無しのオランダってのが理想のイメージとされてるけど、オランダっぽさは現状の秋錦からは感じられない。

 二枚目、三枚目は秋錦の数少ない貴重な生産者、松本氏の持ち魚です。画像の個体を見ると本来のイメージ「背ビレのないオランダシシガシラ」により近い感じがします。完成度の高い個体だと思う。

□ 金魚サーチ