福だるま

福だるま
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福だるま、福ダルマ

 富山県魚津市の宮島養魚場さんが改良した品種です。宮島氏が40年程前に立派な越後玉サバを見たことが福だるま作出の発端になります。当時の玉サバは現在のような完成された玉型は少なく、サバ尾に近いものが主流でした。宮島氏はより玉型(琉金のような体高)にこだわり選別固定するこより福だるまが完成しました。

 「福だるま」 イコール 「玉サバの短尾バージョン」と認識されている愛好家が多いのですが、短尾と言う定義はないんです。実際、長尾の個体、短尾の個体も両方出現し、種親にも長尾・短尾の両方を使っているようです。したがって、一見すると玉サバと変わらない個体も多いと言うことになります。しかし、人気が出たのは可愛らしい短尾の個体で、これら短尾の個体郡により全国的に知られるようになりました。

 また、「福だるま」からは透明鱗の個体も多く出現しました。普通鱗、透明鱗の両方とも区別なく「福だるま」としていましたが、混乱を避ける為、「牡丹」と言う愛称が付けられました。画像一枚目は「玉サバ金魚応援隊」の管理人さんのところで撮影。二枚目、三枚目は赤いべべさんから提供して頂いた画像です。

□ 金魚サーチ