土佐錦魚

55

土佐錦魚、トサキン

 土佐錦魚は外観は琉金に似た金魚だが、尾の形が大きく異なり、尾筒から水平に広がる、いわゆる「平付け」が平らで、渡りの部分の両側が反転した非常に特徴的な尾をもつ金魚である。その特徴的な尾の結果、泳ぎは上手ではないが、かえってそれが可愛らしく人気の品種である。また、頭の部分から背ビレにかけても琉金のように盛り上がらない。金魚の中でも褪色が始まるのが遅い品種で三歳でもフナ色(鉄色)のものが多く見られる。飼育方法も独特で愛好家の殆んどが当才の間はモルタル製の丸鉢を使う。これは尾をつくる為で、エアレーションもしないのが普通である。

 「優雅」とか「ゴージャス」という形容の仕方が似合う品種だと思う。また、飼育に関しては「デリケート」なイメージが強く、ハヤトは一度も飼育したことがないです。褪色が比較的遅いのも特徴の一つで10月末に開かれる日本一大会でも黒仔の状態の個体が目立ちます。

□ 金魚サーチ
□ 四国発!庭先の金魚Factory
土佐錦魚